ホテル暮らし、長期出張、単身赴任——自炊できない環境で毎日を過ごすとき、一番効いてくるのが「食費」です。

正直に書きます。私はホテル暮らしをしているわけではありません。 ただ、年間50泊以上をホテルで過ごす出張族として、ホテルでの食事は50回以上経験してきました。

その中で分かったのは、食費はホテルを予約した瞬間に半分決まっているということ。この記事では、実際に泊まった各ホテルの実例とともに、ホテル生活の食費を抑える具体的な方法をお伝えします。

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「ホテル暮らし経験者」ではないけど、ホテルでご飯を食べた回数なら誰にも負けないよ!

ホテル生活の食費、リアルはいくら?

全部外食にすると月10万円超

ホテル生活で怖いのは、何も考えないと食費が青天井になることです。自炊ができないため、1日3食すべてを外で調達することになります。

実際にどれくらいかかるのか、相場を整理してみました。

食事相場月額(30日)
朝食(カフェ・コンビニ)500〜800円15,000〜24,000円
昼食(定食・弁当)800〜1,200円24,000〜36,000円
夕食(外食)1,000〜2,000円30,000〜60,000円
合計2,300〜4,000円/日69,000〜120,000円

外食中心の生活を続けると、1日2,300〜4,000円、月にして7〜12万円。家賃とは別にこの額がかかると考えると、かなりの負担です。

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何も考えないと月10万円コース。これはさすがにキツい。

目標は「1日1,500円」

では、どこまで抑えられるのか。私が出張時に意識しているのは1日1,500円というラインです。

内訳はこうです。

  • 朝食:0円(ホテル朝食)
  • 昼食:500〜800円(定食チェーンや弁当)
  • 夕食:700〜1,000円(牛丼チェーンやスーパーの惣菜)

これで月45,000円前後。外食中心の生活と比べると、月2〜7万円の差が生まれます。
しかも、この方法はガマンして食べる量を減らすわけではありません。選び方を変えるだけです。


【最重要】食費はホテル選びで半分決まる

ここが記事の核心です。ホテル生活の食費は、日々の努力より「どのホテルを選ぶか」で大半が決まります

朝食付きプランは「実質値引き」

ホテル選びで「素泊まりの方が安いから」と選んでいませんか。実はこれ、食費を含めて考えると損をしているケースが少なくありません。

朝食を外で食べれば、カフェでもコンビニでも500〜800円はかかります。つまり朝食付きプランは、その分がまるごと浮くということ。

  • 素泊まり7,000円 + 外で朝食700円 = 7,700円
  • 朝食付き7,500円 = 7,500円

差額は1日200円。わずかに見えますが、30日続けば6,000円の差になります。

朝食付きプランを探すときは、素泊まりとの差額が700円以内かどうかを目安にしてみてください。それより安ければ、朝食付きのほうがお得です。

楽天トラベルなら、検索画面の「食事」欄で「朝食付き」にチェックを入れると絞り込めます。

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「素泊まりの方が安い」は錯覚。朝食代を足して比べるのが正解だよ!

朝食が”券”タイプのホテルもある(要注意)

ここで一つ注意点があります。「朝食付き」の中身は、ホテルによって全く違うのです。

私が実際に驚いたのが、ホテル館内で食べるのではなく、提携店の「朝食券」を渡されるタイプ。

  • 名鉄イン名古屋金山アネックス:隣接する「天丼てんや」の朝食券
  • A-GATE HOTEL函館:マクドナルドの朝食券(200円分)

チェックイン時に券を渡されて、正直「え、そういうこと?」と戸惑いました。

メリットは、出来立てが食べられること、バイキングのように並ばずに済むこと。デメリットは、おかわり自由ではないので「食べ溜め」ができない点です。

予約前に「朝食付き」の中身がバイキングなのか券なのかを確認しておくと、当日ガッカリせずに済みます。

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下にあるホテルが実際に泊まって分かった、朝食券タイプのホテル!

実際に使ってみて分かったこと

名鉄イン名古屋金山アネックスでは、チェックイン時に朝食券を渡されました。会場は、ホテルに隣接する「天丼てんや」。朝から天丼をいただきましたが、正直かなり満足度が高かったです。揚げたてが出てくるので、バイキングの作り置きとは違った良さがあります。

名鉄イン名古屋金山アネックスの朝食券でいただいた天丼。朝から揚げたてです。

一方、A-GATE HOTEL函館マクドナルドの朝食券(200円分)。ここは注意が必要で、200円では朝マックのセットに届きません。私も結局、自腹で追加しました。

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「朝食付き」だと思ってたら200円券。足りない分は自分で払うことになるから、期待しすぎないようにね。

券タイプが向いている人・向いていない人

向いている人

  • 出来立てを食べたい人
  • 朝食会場の混雑を避けたい人
  • 決まった時間に食べられない人(店の営業時間内なら融通が利くことも)

向いていない人

  • がっつり食べたい人(おかわり自由ではない)
  • 朝食で食費を最大限浮かせたい人
  • 「バイキング=朝食付き」だと思っている人

予約前に「朝食の提供方法」を確認しておくと、当日ガッカリせずに済みます。

バイキングなら”食べ溜め”できる

一方、バイキング形式の朝食は、食費の観点では圧倒的にお得です。

ホテル法華クラブ函館では、道南発祥の松前漬けやイカの刺身まで並んでいました。函館らしさを朝から味わえるのは、バイキングならではです。

朝にしっかり食べておけば、昼を軽めに済ませられます。実質2食分の価値があると考えれば、朝食付きプランの価値はさらに上がります。

ホテル法華クラブ函館の朝食。松前漬けやイカの刺身まで並びます
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朝食バイキングでしっかり食べた日は、お昼はおにぎり1個で足りることも。朝食が美味しかったおすすめホテルはこちらだよ!

冷蔵庫の有無で買い置きができるか決まる

見落としがちですが、冷蔵庫があるかどうかで食費は大きく変わります

冷蔵庫があれば、スーパーで飲み物や食材をまとめ買いできます。コンビニでその都度買うより、確実に安く済むからです。

チェックしておきたいポイントは3つ。

  • 冷蔵庫があるか(ビジネスホテルなら大半にありますが、容量は要確認)
  • スイッチでON/OFFできるか(夜は切れば動作音が気にならない)
  • 電子レンジが使えるか(客室・共用どちらでも。惣菜を温められると選択肢が広がる)
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スイッチで冷蔵庫を切れるホテルは地味に嬉しい。夜中のブーンって音、意外と気になるんだよね。

スーパー・激安店が近いホテルを選ぶ

ホテルの周辺環境も、食費を左右する大きな要素です。

私が実際に泊まって「これは助かった」と感じたのがこちら。

  • DEL style 名古屋納屋橋:メガドンキが目の前
  • 名鉄イン名古屋金山アネックス:隣にイオン

スーパーや激安店が近いと、コンビニより2〜3割安く買い物ができます。飲み物ひとつとっても、1ヶ月続ければ数千円の差です。

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ホテル予約する時、Googleマップで「近くのスーパー」を見るクセをつけると食費が変わるよ。


日々の食事を安くする具体策

ホテル選びで土台は決まりましたが、日々の食事にもまだ削れる余地があります。ここからは、実際に私が出張中に使っている具体的な方法を紹介します。どれも我慢を強いるものではなく、「知っていれば自然と安くなる」ものばかりです。

夕食は全国チェーンを賢く回す

「せっかくの土地だからご当地グルメを」という気持ちは分かります。ただ、毎晩それをやると確実に予算が崩壊します

私が普段使っているのは、全国どこにでもあるチェーン店です。

予算特徴
松屋500〜800円24時間営業も多い。出張の定番                                                                                                                                                                                                                   
すき家500〜800円同上
やよい軒800〜1,000円ご飯おかわり無料でしっかり食べたい日に
サイゼリヤ700〜1,000円野菜が摂れる。長居しやすい
コメダ珈琲(名古屋圏)700〜1,000円軽食でも満足感

どの店も1,000円以内で満足できるのが強み。しかも全国展開なので、出張先が変わっても同じ感覚で使えます。

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僕は出張の夜、よほどのことがない限り松屋。「考えなくていい」のがラク。

ご当地グルメは、週に1〜2回のご褒美にする。このメリハリが、長く続けるコツです。

スーパーの惣菜・値引き時間を狙う

もう一段安く抑えたいなら、スーパーの惣菜コーナーが最強です。

多くのスーパーでは、19時以降に値引きシールが貼られ始めます。惣菜+パックご飯を買っても500円以内に収まることが多く、外食より確実に安く済みます。

さらに、部屋で食べれば飲み物代も浮きます。外食だとドリンクを頼んでしまいがちですが、部屋なら買い置きのお茶で済みます。

ホテルの無料サービスを使い倒す

意外と見落とされているのが、ホテルの無料サービスです。

  • 無料の水(DEL style 名古屋納屋橋、東横INN など)
  • ウェルカムドリンク・コーヒー(名鉄イン、ルートイン塩尻、クレドホテル函館 など)
  • 無料の自販機サービス(ルートインの一部)

「たかが飲み物」と思うかもしれませんが、コンビニで1本150円の飲み物を1日2本買えば、月に9,000円。無料サービスがあるホテルを選ぶだけで、この出費が減ります。

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フロント横のコーヒーマシン、地味だけど1ヶ月使えばバカにならない金額になるよ。

1日1,500円、実際の献立例

「1日1,500円」と言われても、具体的に何を食べるのかイメージしづらいと思います。私が実際にやっているパターンを3つ紹介します。

パターン①:朝食バイキングありの日(合計 約1,300円)

食事内容金額
ホテルの朝食バイキング(しっかり食べる)0円
コンビニのおにぎり2個+味噌汁約400円
松屋の牛めし+味噌汁約600円
飲み物ホテルの無料コーヒー+買い置きのお茶約300円

朝にしっかり食べておけば、昼は軽くて足ります。これが一番コスパの良いパターンです。

パターン②:素泊まりの日(合計 約1,600円)

食事内容金額
コンビニのパン+コーヒー約400円
やよい軒の定食(ご飯おかわり無料)約800円
スーパーの惣菜+パックご飯(値引き品)約400円

朝食がない分、昼にしっかり食べて夜を抑える構成です。

パターン③:ご褒美の日(合計 約2,500円)

食事内容金額
ホテルの朝食0円
軽めに済ませる約500円
ご当地グルメ約2,000円

毎日節約していると続かないので、週1〜2回はこのパターンにしています。他の日で調整すれば、月の平均は十分に抑えられます。

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全部ケチるんじゃなくて、「使う日」と「抑える日」を分けるのが続けるコツだよ。

長期滞在なら「食事付きプラン」も検討

数日の出張ではなく、数週間〜数ヶ月の長期滞在になると、食費の考え方も変わってきます。

短期なら「今日は松屋、明日はサイゼ」と外食を回せますが、それが1ヶ月続くとさすがに飽きます。毎晩どこで何を食べるか考えること自体が、地味なストレスになってくるからです。

そこで検討したいのが、ホテル側が用意している食事付きプランや長期滞在向けの割引。予約サイトの検索条件では見つけにくいこともありますが、知っているかどうかで月の食費は大きく変わります

夕食付きプランという選択肢

ルートインなど、一部のチェーンには夕食付きプランがあります。

外食で毎晩1,500円かかるなら、夕食付きプランとの差額を比較してみる価値があります。差額が1,000円以下なら、外に出る手間と時間を考えると十分に元が取れます。

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ビジネスホテルでも夕食が食べられたホテルはこちら。

ウィークリー・マンスリー割引

長期滞在の場合、連泊割引を用意しているホテルは多いです。

さらに、ホテルによっては食事付きの長期滞在プランを持っているところもあります。予約サイトに出ていないこともあるので、直接ホテルに問い合わせてみるのも一つの手です。

ただ、まずは予約サイトで探すのが手軽です。楽天トラベルは連泊プランの取り扱いが多く、7泊以上で1泊あたりの単価が下がるプランも見つかります。

長期滞在の場合、1泊あたり500円下がるだけで、30日で15,000円の差になります。宿泊費そのものが下がれば、食費に回せる余裕も生まれます。

ホテル選びチェックリスト(食費目線)

ここまでの内容を、予約前に確認できるチェックリストにまとめました。

  • 朝食付きか?(券タイプかバイキングか)
  • 朝食の内容は?(バイキングなら食べ溜め可)
  • 冷蔵庫はあるか?
  • 電子レンジは使えるか?
  • 徒歩5分以内にスーパーはあるか?
  • 安いチェーン店(松屋・すき家等)は近いか?
  • 無料の水・コーヒーはあるか?
  • 連泊割引はあるか?
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予約前にこれをチェックするだけで、月1万円は変わるよ!

これは失敗した。やりがちな落とし穴

節約を意識していても、うっかりやってしまう失敗があります。私の実体験からいくつか。

コンビニは「安い」と思うと危険

一番やりがちなのがこれです。「コンビニなら500円くらいでしょ」と思って入るのですが、気づくと余計なものをカゴに入れています

弁当だけならまだしも、ケーキ、アイス、お菓子、ちょっといい飲み物……。疲れて帰った夜ほど、この誘惑に負けます。

結果、1回のコンビニで2,000円近く使っていたこともありました。外食より高くついているので、完全に本末転倒です。

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疲れてる夜のコンビニは危険。「今日は牛丼」って決めて店に入る方が、結果的に安く済むんだよね。

朝食を抜くと、結局高くつく

「朝は食べなくていいや」と抜くと、昼にお腹が空きすぎて食べ過ぎます。定食に唐揚げを追加したり、間食を買ったり。

朝食付きプランを取っているなら、面倒でも起きて食べる。これだけで昼の出費が変わります。

周辺に何もないホテルを選んでしまう

安さだけでホテルを選ぶと、周辺に飲食店もスーパーもないことがあります。

クレドホテル函館に泊まったときは、一番近いコンビニまで徒歩5分。悪天候の日は買い物に出る気になれず、事前に買い出しをしておく必要がありました。

安いホテルほど立地で不便を強いられるケースがあるので、予約前にGoogleマップで周辺を確認しておくのがおすすめです。

まとめ|食費は「我慢」ではなく「選び方」で決まる

ホテル生活の食費を抑えるコツは、ガマンして食べる量を減らすことではありません

  • 朝食付き+スーパー近くのホテルを選ぶ
  • 夕食はチェーンを賢く使う
  • 無料サービスを使い倒す

この3つを意識するだけで、1日1,500円、月45,000円は十分に現実的なラインです。外食中心の生活と比べれば、月に2〜7万円の差が生まれます。

浮いたお金は、たまのご当地グルメや自分へのご褒美に回せばいい。メリハリのある食生活こそ、長く続けられる節約だと思います。

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ガマンして食費を削るんじゃなく、賢く選べば自然と安くなるよ!

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